問題と課題とコンセプトとアイデア
問題、課題、コンセプト、アイデア。これらの言葉の関係性について考えたい。前提とそれぞれの磨き方を考える。まず最初に、問題は不満のある今の状況のこと。ただ、ここで大切なのが状況は過程ではなく結果であること。例えば、「売り上げが減っている」は過程であり、今回は状況ではない。今回における状況とは、「今月の売り上げが低い」である。これを磨くためには「なぜ?」という問いかけが必要である。ちなみに磨くとは具体的にするということに近いと思う。「今月の売り上げが低い」という問題を磨いてみると「ミカンの売り上げが低い」となる。一度磨いてみたら一度その問題に対する課題を考えてみる。課題とは問題を解決するための方法であり、今回するべきことである。ミッションと呼ばれることも多い。なので、今回の課題は「ミカンの売り上げを上げる」となる。しかし、良いミッションは具体性を持つ。例えば、「ミカンの売り上げを上げる」ために「ミカンの人気を上げる」など問題から少し距離がある方が良いミッションになりやすい。ただ単に、ミカンの売り上げが低いからミカンの売り上げを上げるでは実は何も解決になっていない。問題と課題との関係を見つめて、その間に自分の新しい考えが入っているのか?何か発見はあるのか?ということを問いかけると課題の質は向上すると思う。次にコンセプトについて考える。今回の課題は「ミカンの人気を上げる」とする。それに対してのコンセプトは「日本人が毎日ミカンを食べる」になるかもしれない。これは、”希望する状況”である。つまり、問題とは”不満の状況”でありコンセプトとは”希望する状況”である。そして、その”希望する状況”を叶えるのがアイデアだと思う。
以上のことを踏まえると問題→課題とコンセプト→アイデアの形は似ていることがわかる。しかし、それが”ネガティブなのか”と”ポジティブなのか”という違いがあると考えられる。
問題は解決するもの。
課題は達成するもの。
コンセプトは実現するもの。
アイデアは実行するもの。
<一言>
クリエイティブな仕事をすることへの覚悟が足りない三ヶ月だった。その覚悟がない期間は全くもって面白くない。
面白くするための唯一の方法は「クリエイティブな仕事をする覚悟」。簡単なようでこれが一番難しい。